進化し続けるシャープ、その名はプレスマン

こんちゃーす!突然ですが皆さんはプラチナ萬年筆のプレスマンに新、旧があることをご存知ですか?実はプレスマンは表記の違いを含め5種類近くあります。その中でも違いの多い代表的な3本を入手したのでご紹介していきます!

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パッと見奥2本と手前の物が違うのが分かると思います!では細かく見ていきましょう!

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まずは初期型。一番知られていないモデルです。先程も言った通り現行の物と明らかに表記が違います。

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こちらは中期型とでも言えばいいのでしょうか... 個人的にはこのモデルが一番好きです。

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そしてこれが今のプレスマン、新たな表記が出ていなければこれが最新型です。大きく変わりリニューアルしたとプラチナ萬年筆さんのホームページに書いてあります。

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改善点を見れば充分と思う方もいると思いますがこれをチェックするのが文房具マニアです!さっそくいきましょう!

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まずは上部分。左から初期、中期、後期です。クリップや白色部分の色に関してはただの劣化です。すみません

この写真で一番気づいて欲しいのはノック部の長さです。白い部分を見ると初期から後期にかけだんだん長くなっているのがわかります。

ついでにクリップはパッと見全部一緒ですが

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実は初期型のみJapanの表記があります笑

話を戻してノック部に注目しましょう。

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写真で見ただけでは気づきにくいのがここ。初期型のみ細いです。中期と後期に部品の長さ、太さの違いはないため先程記載したノック部の出てる長さの違いは部品を長くしたわけではない事がわかります。

それぞれに付いている金属の針金は全部違います。中期から安全性を考え、先を曲げるようにしたのかもしれません。僕はクリーナーピンとは思えません。

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ここでとんでもない事実が発覚。なんと手前(初期型)のキャップが取れないのです。最初は劣化で外れないのかと思いましたが完全に固定されています。かなり驚きです!

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次はペン先です。口金に違いはなさそうです。

チャック部に関しては画像の通り初期型だけ形が違います。またホームページにあるように中期から後期にかけてチャックが金属から樹脂に変わっています。ノックを軽くする為だそうですがどう考えてもコストカット... なんでもないです^ ^

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上から初期、中期、後期で内部機構を取り出してバネの位置で揃えました。中期型が一番長く後期型が一番短いです。バネが長い程、セーフティースライド(芯クッション)機能が柔らかいです!そもそも0.9mmにセーフティースライド機構が必要とは思わないですが遊び心があっていいと思います!初期から40年近く経った今でも採用されているのは技術の継承と言ったところでしょうか笑

 

以上です!しっかりしたノック感と音が好きな僕にとっては中期型が一番好みです!デザインの好き嫌いは別れると思いますが安いシャーペンにしてはよくできています!速記用に一つ持っておいていいと思います。

ではまた次回のブログでお会いしましょう。おおきに!